皆さま 明けましておめでとうございます!
本年もどうぞ宜しくお願い致します。
心もカラダも健やかにお過ごしでしょうか?
皆さんも今年こそは!と様々な夢や目標を思い描いていらっしゃることでしょう。
けれど、様々な夢や目標を掲げてもすべてを達成できるとは限りません。
もしかすると、諦めざるを得ない夢の方が多いのかもしれませんね。
約ひと月前に、アルピニストの栗城史多さんに青山でお目にかかりました。
彼は【単独・無酸素登山家(酸素ボンベを使用せず、ベースキャンプから一人で登山する)】で、7 summit のうちすでに 6 summit を制覇していて、
◆マッキンリ―(デナリに名称変更;北米 6194 m )
◆アコンカグア(アルゼンチン 6959 m )
◆エルブレス(ロシア連邦 5642 m )
◆キリマンジャロ(タンザニア 5895 m )
◆ヴィンソン・マシフ(南極半島付近 4892 m )
◆カルステンツ・ピラミッド(ニューギニア半島 4884 m )
残すところ、◆エベレスト(中国・ネパール山脈 8848 m )のみとなりました。
2012 年秋季のエベレスト登山で、凍傷を負い、手の指9本の第2関節から先を失いましたが、2年に渡る治療および過酷なリハビリを経て、2014年7月に復活を遂げました。
「酸素があれば、何でもできる!」と
エベレスト登頂制覇に向けての飽くなき挑戦は、今もなお続いています。
そんな彼から教わったことがあります。
「登山で最も危険なのは、執着すること。頂上が近ければ近い程、登頂することに執着してしまう。」
「諦める・・・ということは、とても難しい。けれど諦めないことは、自分が本来進むべき道を明らかにしていない可能性もあるのだということを忘れたくはない。」
【諦める】とは、明らかにすること。そして、挑戦なくしては明らかにすることもできない。
登山中に谷底に落ち、死を目前にした経験をもつ彼からの言葉ひとつひとつには重みがあります。
また、挑戦し続ける彼の生き様そのものが、「見えない山を登る」すべての人たちを照らし続け、希望を繋いでいるようにも思います。
あの華奢なカラダの中に宿る崇高な魂は、きっと近い将来「無酸素でのエベレスト単独登頂」を達成することでしょう。
人間が「今まで目指してきた道を潔く諦めて、自分の進むべき道を明らかにする」時!
それが新年を迎えた今!
まさしく「明けましておめでとう!」の時なのだと、改めてこころを新たにしています。
今年が、皆様にとって健康で幸多い1年になりますように!!
【日本の健康アドバイザ 尾崎公美】こころとカラダの健康に関するお問い合わせは Tel;0877-98-2037 迄、お気軽にどうぞ。