盛夏の過ごし方と食養生…腎を補い気を益す鰻(うなぎ)

2018年8月6日

暑中お見舞い申し上げます。

猛暑が続いている日本列島!!

注意報や警報レベルをはるかに超える災害レベルの暑さ…

それに伴う各地で発症している地震や水害・火山噴火・山火事など、地球の悲鳴を感じずにはいられません。

21 世紀に入って異常気象というフレーズは定着しましたが、それらをはるかに凌駕しています。自然と共存共栄することの難しさを痛切に感じますね。

将来的には、日本も年間の 3 分の 1 が真夏の状態になるとか…

自然の中で生かされている私たちは、逆らうことなく、でき得る範囲内の養生を施すことが求められます。

万物が成長する夏は、カラダの新陳代謝も活発な時期であり、大量の汗をかく為、陽気の不足(エネルギー不足)に陥りやすくなります。

さらに、良くないと分かりつつも冷たい飲食物についつい手が伸びてしまうのも事実。冷たいものの摂り過ぎは、陽気を傷つけ、気虚をさらに加速させてしまいます。

その結果、夏バテ症状である食欲不振、倦怠感、むくみ、頭痛、不眠、消化不良、下痢などを引き起こすのです。

夏のスタミナ源と言えば「鰻(うなぎ)」。

土用の丑の日のみならず、ウナギを食べる風習は日本に古くから根付いています。讃岐の偉人「平賀源内」は本草(ほんぞう)学者。【本草学(ほんぞうがく)】とは、疾病治療に使用する薬物を研究する中国の学問です。その彼が鰻屋を営む友人に商売繁盛するための知恵を貸したという「土用の丑の日」諸説もありますが、【本草彙言(ほんぞういごん)】によると、ウナギの性質は

腎を補い、虚弱を強壮する」

とあります。

その一方、中医学の根幹をなす中国最古の医学書【黄帝内経(こうていだいけい)】には、「気の源は腎の精にある」と記載されています。2 つの医学的根拠からも、まさしく夏のウナギは腎精を補い、気の働きを高める「精」のつく薬餌(やくじ)というわけです。

夏にウナギを食べる風習は、高温多湿で汗をかきやすい日本ならではの食養生なのです。また、【冬病夏治(とうびょうかち)】という文字通り、夏に腎を強化することは、喘息や関節痛など冬に悪化しやすい病気の予防や緩和にもつながります。

さらに質の良い睡眠を確保することで、心身の疲れを癒し、気の補充を促します。

暑い時期に潤いと気を補うことのできる春夏養陽の西洋人参(アメリカニンジン)は夏に摂りたい涼性の養生茶です。

【香川の美と健康のアドバイザー尾崎公美】 お問い合わせは、TEL; 0877-98-2037 迄お気軽にどうぞ。