冬はヒートショックにご注意を!!

投稿者: | 2017年1月11日

先日、今年も高松の梅の開花が日本一早かった!というお話をしましたね。

1 日のうちに生じる気温差や日ごとに変わるそれにより、植物も春が来たと勘違いして開花するのだとか・・・・この様に微笑ましいエピソードなら、大歓迎です♪

ところがその一方で、急激な気温差がもたらす身体への負担はどのようなものでしょうか?

最近よく耳にする「ヒートショック」。

人のカラダには、温度に合わせて体温を調整する機能が備わっています。

例えば、温かい部屋から屋外へ出た際に寒さで身震いする体を温めようと血管が収縮し、血圧や脈拍が上がります。

夏の熱中症が屋内でも生じる様に、冬のヒートショックも屋内で生じるリスクが非常に高いのです。

入浴中は身体が温まり、浴室も温かいのですが、脱衣所に出た際に注意が必要です。特に熱風呂を好む傾向にある方は、浴室と脱衣所の気温差が 10 ℃ 以内にとどまるように工夫しましょう。

温度変化に伴う急激な血圧変化は大変危険です。

食後や飲酒後すぐの入浴や 1 番風呂も控えましょう。

浴室をよく温めて、湯船の温度もほどほど( 41 ℃ まで)にしましょう。

また、高齢者や高血圧症・心臓病・糖尿病などの生活習慣病を患っている人、コレステロール値の高い人、メタボリック症候群(予備軍含む)の人などは、血管が脆く、切れやすく、硬くなっているため、柔軟性に欠けます。

20 代の血管の硬さが「新しいゴム」だとするなら、30 代は「ちくわ」、40 代は「ビニールホース」、50 代は「サランラップの芯」、60 代以降は「蛍光灯のガラス管」・・・というようにイメージすると分かりやすいでしょうか?

ただ、食事や運動・睡眠・ストレス状況などその人を取り巻く環境によって、変わり得ることも事実です。

何よりも「切れない・詰まらない・破れない、しなやかな血管づくり」を目指しましょう。

【血管力】がヒートショックの予防や健康長寿のカギを握ると言っても過言ではありません。

特に体内の血管を全部つなぎ合わせると地球 2 周半分(約 10 万 km ほど)もあり、注目すべきは 99 % が「毛細血管」であるということです。

その太さは直径 6 ㎛(髪の毛の直径の 1/30 程のものもある)で、体中の組織細胞に網の目状に分布し、その血管内を流れる赤血球が細胞一つ一つに栄養と酸素を供給し、老廃物を体外に排出する働きを担っています。

加齢とともに生じる身体の酸化によるサビ、糖化によるコゲを最低限にとどめ、「硬く・狭く・もろくなった血管」を食養生や漢方薬で改善させましょう。

お勧めの漢方薬としては、冠元顆粒水快宝・爽月宝・麦味参顆粒紅紗棘心紗棘・田七人参・五浄心などを継続すると良いでしょう。

体質によって効率的に作用するものが異なるので、ご相談の上、服用されることをお勧めします。