沖縄、九州、中国、四国地方では例年より早く梅雨入りしました。
ここのところの曇り空を鑑みると全国の梅雨入りも時間の問題ですね。
この季節、最も弱りやすいのが「脾胃（ひい）」をはじめとする消化器系です。
私達の腸内には、500 種類以上、100 兆個もの腸内細菌が棲みついています。これらが互いにバランスを取り合い、共棲しています。
腸内細菌は【善玉菌】【悪玉菌】【日和見菌】の 3 つに分類されますが、それらのバランス如何によって私たちの健康や美容、精神面にまで大きく影響を及ぼすことも事実です。
腸内環境を整える機能性食品の分類として、
【プロバイオティクス（乳酸菌・生菌製剤）】；腸内フローラの改善に役立つ
ぬか漬け・味噌・納豆・ヨーグルト・鮒ずし・ビフィズス菌・乳酸菌など
【プレバイオティクス（オリゴ糖・食物繊維）】；善玉菌の増殖をサポートする
サトウキビ・タマネギ・キャベツ・ゴボウ・バナナ・トウモロコシ（食物繊維）・オリゴ糖
【バイオジェニックス（乳酸菌生産物質）】；免疫活性・便通改善・抗酸化作用
乳酸菌生産物質・生理活性ペプチド・植物性ポリフェノール・カロチノイド・DHA・ビタミンなど
の 3 つがあります。
この中で最も良く摂取されているヨーグルトやぬか漬け、味噌、納豆などの「プロバイオティクス」で、腸内フローラのバランスの改善を目的としていますが、生きた菌は胃酸や無酸素状態に弱く、大半は腸に届くまでに死滅してしまいます。
仮にその菌が腸まで届いたとしても、元々腸内に棲みついた菌ではないので、定着しにくいものです。
「プレバイオティクス」は、腸内の善玉菌の餌となり増殖を促し腸内のフローラのバランスを整えます。
「バイオジェニックス」は、乳酸菌が人の腸内で毎日生産している物質で、ビフィズス菌などの善玉菌が作り出す、人の健康を維持させることができます。これを補完することで、腸内フローラを介することなく、カラダに直接作用するところが、前者2つとの違いです。
いずれも、
◆ 生体調節（ストレス・食欲・吸収消化）
◆ 生体防御（免疫部活・抗アレルギー）
◆ 疾病の予防と回復（整腸・血圧降下・血糖降下・抗血栓・造血・抗ウイルス・抗腫瘍・コレステロール低下）
◆ 老化抑制（老化防止・延命作用）
などに関わっています。
尾崎漢方薬局では、皆さまの症状や生活習慣・食習慣、体質などに合わせて、腸内環境の改善を施します。
乳酸菌生産物質で直接的に免疫賦活や便通の改善を行い、乳酸菌や食物繊維などで補完することをご提案をいたします。
また、消化器系の弱い方、吸収力の低下している方には、酵素系サプリメントと食養生をご提案し、毎日の健康維持につながるサポートをさせていただきます。
ご相談は【香川の健康・美容 adviser 尾崎公美】TEL; 0877-98-2037 迄、お気軽にお問い合わせください。