今年もインフルエンザをはじめとして、感染症が流行しています!
昨年末、香川県はインフルエンザ罹患率全国 No.1 でしたが、現在は全国で感染者が続出中ですね。
体内や空気が乾燥している、疲労している、睡眠不足、飛沫感染、接触感染などに注意喚起が必要です。
人混みの際はもちろん、乾燥しがちな乗り物の中などは、湿度が低く密室度が高いので、より感染しやすくなります。のどの弱い方、皮膚粘膜の弱い方は「マスクの着用」と「うがい」「手洗い」も心がけましょう。
特に「ハイリスクグループ」とされる、高齢者(65歳以上)、乳児・小児、妊婦、肥満者、基礎疾患(喘息・慢性閉塞性肺疾患・先天性心疾患・冠動脈疾患・糖尿病・腎機能障害・ステロイド内服者・T細胞性免疫不全など)をもつ方は、ご家族の方の協力も得て、感染を防ぐ環境を整えましょう。
まず、生活習慣的な予防としては、カラダを冷やさないこと・乾燥を防ぐことが鉄則です。
日本人は体質的に冷え症の人が多く見受けられます。生まれた時から冷暖房の中で育つ現代っ子の低体温症(36度以下)は多いのですが、「冷え」は大人も同じで、低体温症は免疫力も低下しやすくなります。
店頭でのご相談の TOP 3 には必ず、年齢・性別を問わず「冷え」は含まれています。
この背景に日本人の「衣食住」が関係しているようです。
意外と薄着で、肉・魚・野菜など生ものを好む傾向にあります。馬刺し・刺身・にぎり寿司・野菜サラダ(冬でもきゅうり・トマトなどの夏野菜を生で食す)など胃腸やからだを冷やすものを摂り過ぎている感が否めません。おまけに飲食店では、冷たい水・アルコールやジュースも冷えているものがほとんどです。
「久而増気」という言葉があり、ひとつのものを長く食べ続けていると、その気(性質)が増えるという先人の教えがあります。
熱いものをたくさん、しかも長く摂り続けていると陽気(カラダを温めるエネルギー)が増えて、冷たいものを摂り過ぎると逆に容器を損ない「冷え性」につながります。
お風呂上がりのビールも冬はほどほどが大切です。花粉症をはじめとするアレルギー症状対策にもなるので、食生活も見直しましょう。
ここで、ポイントとなるのが、ショウガ・ニンニク・トウガラシ・ワサビ・コショウ・豆板醤など香辛料の摂り方です。冷え性の方は、カラダを温めようとたくさん摂るのですが、喉や胃粘膜の弱い方・皮膚病などで炎症や痒みのある方は症状が悪化しやすくなります。
空咳も止まりづらくなりますので、時のよっては控えることも大切です。
その分、ユリネ・ダイコン・レンコンなどの根菜類や梨・杏仁ジュース・かりんジュース・黒豆の煮汁など肺や皮膚粘膜を潤す食材を摂り入れてみると良いでしょう。
また、暖房器具を上手に使いながら加湿することで、粘膜の乾燥を防ぎ、様々な細菌やウイルスを寄せつけない環境づくりに努めましょう。
【日本の美容と健康 adviser 尾崎公美】 お問い合わせは Tel ; 0877-98-2037 迄、お気軽にどうぞ。