丸亀城~石垣の美しさで有名な 100 名城のひとつ

投稿者: | 2016年2月4日

香川県丸亀市にあった渦郭式平山城として鎮座する「丸亀城」は、室町初期に築城された「日本の 100 名城」のひとつです。

標高約 66 m の亀山に築かれ、別名「亀山城」とも呼ばれており、本丸・二の丸・三の丸・帯曲輪・山下曲輪があります。内堀のうち 20 ヘクタールが史跡となっています。

山上を高石垣で巡らせた「石の城」と称されているとおり、美しい石垣をもつ自然と調和した名城でもあります。その石垣は、内堀から天守へ向けて 4 層に重ねられており、総高 60 m で日本一の高さを誇ります。また扇の勾配で知られる石垣の曲線美は、石の芸術品として観光客にも好評を得ています。

その他、天守へ向かう途中の傾斜が急で、時折立ち止まって景色を振り返りたくなることから、いつしか「見返り坂」と呼ばれるようになった坂道は四季折々の景色で歩く人々を楽しませてくれたり、学生たちのジョギングコースとしても親しまれています。

三の丸広場の南東の隅にはわずかに残された礎石がありますが、これが「月見櫓跡」です。ここからの眺望からは、ゆったりと流れる土器川や飯野山(別名;讃岐富士)など、丸亀平野の美しい姿が私たちの心をほのぼのとさせてくれます。

今日は立春。春はもうそこまで訪れています。お天気の良い暖かな日のお散歩に丸亀城天守閣を目指してみてはいかがでしょうか?