未来を癒す漢方レッスン~LESSON.125

投稿者: | 2017年11月8日

《カラダの冬支度を始めましょう♪》

昨日は立冬でしたね♪ 冬の始まりです!空気が澄み渡り、夜空の星とお月さまがとても綺麗です。

私の大好きなオリオン座とカシオペア座もハッキリと姿をあらわしています。

待ってました~と、楽しみにしている人?
苦手な季節がやってきたなぁ~と思っている人?

さぁ~て、あなたはどちらでしょうか?

今夏が猛暑だっただけに、冬の寒さも格別になりそうです。その寒さをどうやってやり過ごそうかと懸念している人も多いことでしょう。

暖房器具の準備、温かい衣類の調達、入浴剤の厳選など、身の回りの環境づくりから始める方も多いと思います。
 
一方、カラダ自体のつらい症状としては、手足の冷え、しもやけ、頻尿、浮腫、便秘、軟便、下痢、腰痛や関節痛などの各種痛み、すじ筋肉の萎縮、血行不良による頭痛、肩こり、手足のしびれ、リウマチ、高血圧、脳血管障害や心臓病などがありま
す。そして最終的には、血管にまで負担がかかっていることが少なくありません。

いずれも、冷えることでお悩みの症状があらわれやすいことも事実です。

それならば、いっそのこと、カラダの中から温める方法を取り入れてみませんか?

もちろん、カラダの芯から温まる鍋料理や蒸し料理を食卓に並べることも良いでしょ
う。

けれど、カラダがポカポカする状況を少しでも持続するためには、漢方の力を借りてみるのも一つの方法です。
 
【中医学(中国の漢方医学)】では、『有諸内者、必形諸外』という諺があります。

これは、「体の内側で生じた異常は、必ずカラダの外側にあらわれる」という意味です。

統計医学でもあることから、様々な症状の内なる原因を探しあてることが可能となります。

特に冬場は腎(生殖系・免疫系・脳・骨・膀胱など)が弱る季節でもあることから、腎陽を補充することが大切です。つまり、カラダの根っこ(芯)を温めるということですね。

特に虚弱体質の場合は、虚(気・血・水の不足)に乗じて、寒邪や湿邪などの外邪が体内に侵入しやすくなり、気血の流れを阻害されてしまいます。

これは、感染症にも言えることで、カラダ防衛機能である「衛気(えき)」不足の状態は、風邪やインフルエンザ、胃腸炎などを発症しやすくなります。

ここで、陽気と衛気の連携がスムーズにいくことで、カラダを寒さから守ることができるのです。

さらには、「血液」と「血管力」の調整がとても重要です。悪性新生物をはじめとする様々な疾病の元には、「血液の汚れ」と「循環不良」による【酸欠不足】があることは否めない事実です。
 
寒さや冷えが原因で現れた症状の改善には、陽気の補充・寒邪の除去・良質の血液の補充・血液の浄化と血流改善・血管力を鍛えることが必要不可欠です。

カラダの冬支度を始めて、寒さに負けず、快活に過ごしましょう。

【香川の健康アドバイザ 尾崎公美】お問い合わせは、TEL 0877-98-2037 迄、お気軽にどうぞ♪