冬本番。乾燥による肌トラブルの季節です。
気温の低下と共に湿度も下がり、冷たい木枯らしに吹き曝しになることもあります。また、暖房器具の使用によるお部屋の乾燥でカサカサ、ゴワゴワ、ガサガサ、赤み、かゆみ、皮剥け、白い粉吹き、シワなど様々な症状があらわれ易くなります。夏場のシミやシワもそうですが、お肌に充分な水分が蓄えられていれば、諸々の症状も引き起こしにくくなるのも事実です。
ところが冬場は、残念ながら湿度の低下と共にお肌の水分保持量も低下してしまうのです。生まれたての赤ちゃんのお肌がプルプル・すべすべ・もっちり肌なのは、体内の約 8 割が水分だからです。個人差はあるものの成人は約 6 割前後、高齢者は 4 ~ 5 割程度が水分です。
また、お肌のターンオーバーも 20 代は 28 日周期ですが、30 代で 35 日、40 代で 50 日、50 代で 75 日・・・と伸びることからも、より活発な新陳代謝を促すためにも水分補給はマメに行う必要がありそうです。
できるならば、アルコール類を含まない化粧水を御自身の両手でお肌を包み込むように、複数回塗布すると水分がお肌の奥深くまで浸透しやすくなります。例えば、しおれていた植物にたっぷりのお水をゆっくりと与えてしばらくすると、シャンと立ち上がり、グリーンが目にも鮮やかになるように、人間のお肌も人肌の体温でもって水分補給をすると潤いとつやを取り戻すのです。
是非、冬のスキンケアは水分補給を入念に行いましょう。
食べ物として、ナツメ・人参・緑黄色野菜・ひじき・きのこ類・白きくらげ・りんごの摂取に努めましょう。