美肌 Lesson 3~肌タイプ別~健康ケアポイント

投稿者: | 2016年2月17日

美肌づくりに欠かせない基本物質で、五臓の働きと深いかかわりをもつものを中医学では「気・血・津液(しんえき、水)」と言います。
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「気」は、体のエネルギーや新陳代謝に関係し、肌の張り・艶・弾力の源となります。

「血」は、肌の血色を良くして、艶や潤いを与える栄養物質です。

「津液(水)」は、肌の潤いやつや・張りを維持するための体液です。
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【気・血・津液(水)の状態のチェックをしましょう!】

☆ 気虚(ききょ)タイプ・・・パワー不足・元気がない

  • 疲れやすい、風邪をひきやすい、動くと息切れがして声に力がない、食欲がない、低血圧傾向、月経が遅れ気味
  • 肌の特徴: 弾力なくたるむ、くすみ、乾燥肌が多い
  • 生活&食養生: 魚・肉・きのこ類・りんご・バナナ・人参ウーロン茶がお勧めで十分な睡眠をとりましょう。

☆ 気滞(きたい)タイプ・・・ストレスで気の巡りが悪い

  • 月経前に過食する、咽喉や胸が詰まる感じがする、ため息が多い、イライラや落ち込むなど情緒不安定、腹部や胸脇部に張りがある、ガスやげっぷが多い、便秘傾向。
  • 肌の特徴: 肌の状態が不安定で、シミができやすく、混合肌が多い。
  • 生活&食養生法: セロリ・柑橘類やジャスミン茶がお勧め。アロマテラピーを生活に取り入れる。

☆ 血虚(けっきょ)タイプ・・・血が不足している

  • 髪の毛が細くて抜けやすい、爪が薄くて割れやすい、立ちくらみ、めまいがする、睡眠が浅い、多夢、月経が遅れ気味で量が少ない
  • 肌の特徴: 血色が悪くしわができやすい。乾燥肌が多い。
  • 生活&食養生法: 人参、なつめ、ひじきなど赤色・黒色食材を多めにとり、目の酷使を控えましょう。

☆ 瘀血(おけつ)タイプ・・・血が滞り、循環が悪い

  • 頭痛、肩こり、膝・関節痛がある、月経痛がひどく、経血にレバー上の塊が混ざる、あざができやすい、唇や舌の色が暗紫色、子宮・卵巣にトラブルがある
  • 肌の特徴: しみやそばかすができやすい、くすみが出やすく混合肌が多い。
  • 生活&食養生: 玉ねぎ、ニラなどの香辛味のある食材やイワシなどの青魚やプアール茶がお勧めで、顔への蒸しタオルパックや美顔マッサージがお勧め。

☆ 陰虚(いんきょ)タイプ・・・体を潤す体液が不足している

  • 肩やすねなどに白い粉がふく、唇・目が乾燥する、口渇がある、髪の毛の艶がなくパサパサしている、のぼせ・ほてりがある、寝汗をよくかく
  • 生活&食養生法: 蓮根、ユリ根、ナシ、白キクラゲ、緑黄色野菜がお勧めで、夜更かしや香辛料、お酒、たばこを控える。

☆ 痰湿(たんしつ)タイプ・・・水液が停滞している。

  • 髪の毛がべたつく、まぶたや足がむくみやすい、皮膚に湿疹ができやすい、頭や体が重だるい、軟便気味で便がスッキリ出ない。
  • 肌の特徴: たるみや毛穴が目立ち、むくみやすい、オイリー肌が多い
  • 生活&食養生: 昆布やわかめなどの海藻類やハト麦茶がお勧め、味の濃いこってり系や脂っぽいものを控える。汗をかくくらいの運動やデトックス生活を心がける。

上記の様に、中医学では体質の状態からお肌のタイプを6つに分類できます。ご自身の状態を知り、それぞれのタイプに合わせた対策を実行して健康と美肌を手に入れましょう。