いよいよ、「瀬戸内国際芸術祭 2016」が開幕しましたね。
皆さんはもうすでに訪れましたか?もしくはその予定でしょうか?
通称、「瀬戸芸」は美しい瀬戸内海の島々を舞台に3年に一度繰り広げられる現代アートの祭典です。今回は3シーズン(春3/20~4/17・夏7/18~9/4・秋10/8~11/6)総計108日間、約200の芸術作品を鑑賞できる企画です。
瀬戸芸開催の裏には「海の復権」を目指す人々の熱い思いがあるのです。
現代、世界のグローバル化・効率化・均質化を推し進める中、島々の人口は激減し、とてつもないスピードで高齢化が進んでいます。
昔から海は交通の大動脈としての役割を担っていたわけですが、今ではフェリーや連絡船の需要も減り、地域の活力低下は否めない状況です。そのような寂しい現実を払拭するべく、瀬戸内海が地球上のすべての地域の《希望の海》となることを目指し、美しい自然と人間の交流により活性化することを真の目的としています。
自然そのものが芸術であり、人間一人ひとりが自然と触れ合うことによって、本来の生き方とは何か?という「気づき」を得られる壮大なアートであることに間違いはありません。
自然はどんな人間も受け入れてくれます。日常生活とは一味違う、自分を発見できるかもしれません。また、かけがえのない地球に抱かれていることを感じ、共存できる喜びと万物に対して感謝の気持ちでいっぱいになることでしょう。
是非とも地域独自の文化や食、現代アートを満喫してみましょう。