五月病がプチ鬱(うつ)を生む?

投稿者: | 2016年4月25日

新年度がスタートし、少し落ち着きかけたゴールデンウィーク明け頃になると元気がなくなり、体調を崩す方が多くなり始めます。

なんとなく元気が出ない、食欲不振、眠りが浅い、寝つけない、体全体がだるい、気持ちがどんよりしているなど、新しい環境や仕事で頑張ろうとする気持ちとは裏腹に体が追いついていかない状態です。

これを俗に『五月病(ごがつびょう)』と言います。

新年度にスタートダッシュをし、この 1 ~ 2 ヶ月がんばり過ぎてエネルギー不足になっている可能性が高く、もうそろそろ、休息が必要ですよ~、という体からのメッセージだと受け止めるとよいでしょう。

「五月病」は、少し「うつ」に似た感じもしますが、五月病という医学用語はありません。

五月病は文字通り短期間だけれど、うつは長期間発症するというのが相違点ですが、五月病が重症化すると「うつ」になる可能性もあると言えます。
 
充分な睡眠がとれているにもかかわらず、どんよりした気分や悩み、疲れが残っているという状態が 2 週間以上続く場合は、「プチ鬱(うつ)」かもしれません。
 
 ☆自律神経のバランスが崩れると・・・
   ・熟睡できない
   ・何度も目が覚める
   ・朝の目覚めが悪い
   ・イライラしやすい
   ・怒りっぽい
   ・動悸やめまいがある
   ・汗をかきやすい
   ・微熱が続く
   ・何に対しても興味がわかない
   ・食欲がない

☆ホルモンバランスが崩れると・・・
   ・寝つきが悪い
   ・体が冷える
   ・やる気が出ない
   ・慢性疲労
   ・むくみやすい
   ・落ち込みやすい
   ・胃腸が弱い
   ・便秘や下痢をする
   ・生理痛がひどい
   ・低体温

などの症状があらわれやすいので、思い当たる節のある場合は、気分転換をする、こころと体に休息を与える、漢方の力を借りるなどして、「プチ鬱」を防ぎましょう。