咽喉の痛い風邪には天津感冒片(銀翹解毒片)が効く!

投稿者: | 2016年6月30日

「風邪に効く漢方薬は?」と聞かれて、思い浮かぶのは断トツ「葛根湯」ではないでしょうか?

けれど、風邪のどのような症状にも服用して大丈夫なのでしょうか?

答えは「NO!」です。

「葛根湯」の適切な使用時期と症状は、ゾクゾクとする寒気・水っぽい鼻水・冷えによる頭痛・節々の痛みのある風邪の初期の場合です。(期間にして半日~1日くらいでしょうか)温めて発汗させることで、症状の緩和が見込めます。

一方、のどの痛み・のどや口の渇き・咳・熱を伴う頭痛がある場合、葛根湯の服用で症状を悪化させてしまうこともあるので、注意しましょう。

その際に適切な漢方薬は、知る人ぞ知る「天津感冒片(銀翹解毒片)」です。が、まだまだ知名度は高くないかもしれませんね。

一般的な風邪のウイルスは、インフルエンザウイルスと異なり、病院には特効薬がないため、解熱鎮痛剤を用いる対症療法で自然治癒を待つより方法がありません。

ところが、熱があり顔が赤い・のどが赤く腫れて痛む・鼻水や痰が黄色く粘るなどの顕著な熱症状は比較的長く続くもの・・・そんな辛い症状に対応できる「銀翹散」という有名な漢方薬があります。

それに、解熱・鎮静・解毒・鎮痛作用のある「羚羊角(サイガカモシカの角)」を加えた「天津感冒片」が高熱にも対応できると脚光を浴びています。飲みやすい錠剤タイプですが、即効性のある顆粒タイプとして「涼解楽」もお勧めです。

現在のところ、日本人の風邪の症状としては、「葛根湯」よりも「天津感冒片」の適応者が多くみられるのも事実です。

いつも、「風邪がのどにくる!」とお困りの方、「天津感冒片」または「涼解楽」を是非ともお試しくださいね。