普通の生活をしていて病気でもないのに、突然、頭痛が襲ってきたという方が少なからずいらっしゃいます。
病院に行っても、MRI や CT スキャンをしても、原因が分からず、なかなか治らないまま、慢性的な頭痛に悩まされるといった症状の方、実は多いのではないでしょうか。
現代人は、スマホを操作する時間が長く、パソコンでの仕事が多かったりすることで姿勢が悪くなり、さらに運動不足、ストレス、食事のバランスが悪いなどが原因で、頭痛やその他腰痛、肩こり、膝痛(しっつう)、神経痛などが起こると言われています。
特に 40 歳を過ぎたころから、「痛み」の症状が出る人を多く見かけますが、これらは、根本的な治療をしない限り、慢性化することになっていきます。
さて「頭痛」にお話を戻すと、漢方(中医学)では、以下のように頭痛を九つのタイプに分けています。
○外的要因+急性疼痛
・風寒タイプ:後頭部から頂背部におよぶ痛みで悪寒を伴う
・風湿タイプ:頭全体に重く帽子を被ったような痛みで雨や梅雨時に悪化
・風熱タイプ:頭頂部と前額部の傷み、のぼせ感、口や喉の渇きを伴う
○内的要因+急性・慢性疼痛
・肝火(かんか)タイプ:張る痛み、ズキンズキンする痛み、イライラも伴う
・痰飲(たんいん)タイプ:頭が重くて痛い、肩こりや体全体がだるい、胃がもたれ易い
・瘀血(おけつ)タイプ:長時間痛む、刺すような痛み、肩こりがある
○内的原因+慢性疼痛
・気血両虚(きけつりょうきょ)タイプ:疲れた時、生理後に痛む、はっきりしない痛み、時に、ふらつきやだるさを伴う
・陰虚陽亢(いんきょようこう)タイプ:張る痛み、時に、めまいや耳鳴り、ほてりを伴う
・腎精不足(じんせいふそく)タイプ:頭痛、めまい、足腰のだるさ、耳鳴りを伴う
もしあなたが、頭痛に悩まれているなら、どのタイプでしょうか?
病院で、原因不明の頭痛だと言われて、慢性化して治らないなど、お悩みの方は、是非尾崎漢方薬局までご相談下さい。
適切かつ個々の症状に合わせた改善方法のアドバイスやお薬の処方を致します。