舌の色で内臓と寒熱を判断!あなたの舌はどのタイプ?

投稿者: | 2017年2月8日

中医学には「舌診(ぜっしん)」と言い、舌の状態を診て、からだの状態を知る診断法があります。「病は舌に現れる」という考え方で、病因や病気の程度をつかめるのです。

最近、ある TV 番組でも「舌診」が紹介されましたね。

精密な検査機器がない時代には、頻繁に使われたであろう「舌診」。

漢方相談の店頭では、なくてはならないもので、特に「寒」と「熱」の判断については舌の色が大いに役立ちます

☆ 舌の色が赤い人・・・舌は赤く、熱証傾向(体が熱っぽい、熱がこもる、エネルギー過剰、急性炎症)

☆ 健康体の人・・・舌は全体的に淡紅色(ピンク)でうっすらと舌苔がある。舌の形も楕円系で引き締まっている。舌に歯形も入っていないのが特徴。

☆ 冷え性タイプの人・・・舌は白く(薄いピンク)で貧血の方に多い。老化や臓器の働きの低下によって体がエネルギー不足であることが多い。

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ 瘀血証の人・・・舌は紫色で、瘀血証(体内に血行不良があり)、頭痛・肩こり・生理痛・生理不順・高血圧傾向にある。

 

 

 

 

 

 

 

 

☆ 水はけの悪い人・・・舌は白く、苔も厚い。体が冷えて重だるく倦怠感もある。 水分代謝が悪いのでぽちゃぽちゃタイプに多い。

※但し、温かいものを食べた後には赤みが増すこともあるので、食事直後の舌診は正確性に欠けます。少し時間を空けてから判断してみましょう。

『舌診』ビギナーには、イマイチ見極めが難しいものです。

自分のタイプがどれか迷ったときは、いつでも当店にご相談ください。

毎朝、洗顔時のベロチェック(健康のベロメーター)も忘れずに・・・